2016-05-04
閉経後は女性もメタボ対策を
月経が正常に行われている間、女性の体は脂肪を取り込みやすくなっています。
皮下脂肪は増えますが、内脂肪は比較的増えません。
ところが、閉経後は、それまでと違って、皮下脂肪は増えず、内脂肪がつきやすくなります。
出産という役割から解放されて女性ホルモンの分泌が低下していくので、皮下脂肪は必要なく
なり、代わりに内脂肪がたまりやすくなるのです。
そのため、女性は閉経後にメタボリックシンドロームになる人が多く、当然ながら動脈硬化から
心筋梗塞などを起こすリスクも高まります。
これまで女性ホルモンに守られていた女性の身体が、少しずつ変化していくのです。
ホルモンバランスが崩れることで、更年期障害にも見舞われます。
また、閉経後に脂肪過多の状態が続くと、乳がんや子宮ガンになるリスクが高まるといわれているのです。
閉経後にダイエットを始める場合は、目的は1つ。
とにかく健康な身体を手に入れることです。
先に、内臓脂肪を減らして健康面での不安を取り除き、そのうえで皮下脂肪を減らしていくという(二段構えのダイエット)を行う事をお勧めします。
効果的なダイエット方法はやはり、有酸素運動を行う事です。
ところが閉経後は骨量が減ってくる女性も少なくないので、ひざや腰などに負担のかからない
運動を心がけるようにしてみてください。
また、カルシウムを多く摂取するなど、栄養バランスに気をつけ、ゆっくりと時間をかけて体重をコントロールしてください。
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