2016-04-13
脂肪が危険な物質に変わるとき
脂肪の量が過剰に増えると、動脈硬化を抑える働きをする(アディポネクチン)の分泌量が減ってしまいます。
(アディポネクチン)は血管内の修復や掃除などの役割をもち、血管のメンテナンスを行っている物質です。
所が脂肪量が増えてくるとインスリンの分泌を抑える必要が発生し(アディポネクチン)の分泌量が減り、血管のメンテナンスができなくなっていきます。
すると、それに対応して(TNF-α)(アンジオテンシノーゲン)(PAI-1)などの生理活性物質が過剰になってくるのです。
(TNF-α)は血糖を上げるように働きインスリンを効かなくしてしまいます。
(アンジオテンシーノーゲン)は血圧を上げ、(PAI-1)は血液を固まりやすくして血栓を作るように働くのです。
つまり、これらの物質がバランスを失い暴走する事により、動脈硬化などを起こすリスクが大きく高まってしまうというわけです。
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