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2022-07-30

カシアオーナー サカグチ マコトです⑤

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前回からのつづき

カリフォルニアから帰ってきて、BAUHAUS(工務店)のTANIWAKEさんと写真を見ながら、この部材はアメリカのものを取り寄せてやりましょう!とか、壁材は日本の気候に合わせて作ってある日本の壁材を使いましょう!など、いろいろ話を詰めていくうちに楽しくなってきました。

カシアオープン当初から家族ぐるみでお付き合いさせていただいております、TAKASEさんが

そのころ同時期に独立開業されて、伊勢にオウチノワークスを立ち上げました。

照明器具、ハウスパーツ、DIY部材などを扱うお店で、カシアの照明器具はすべてオウチノワークスさんのものです。

細部までこだわり、おなかいっぱいのお店が出来上がりました!

無事、2017年2月3日に新店舗オープンをしてミズキ先生もスタイリストデビューしましてカシア史上最高売上を記録したのも、この年でした。

このころから徐々に、自分自身が燃え尽き症候群的な・・・・・

新店舗もオープンして、これから頑張らないといけないのに・・・・・

なんかテンションが上がらない

自分のやりたい理想のサロンも作り、スタッフも順調に育って、さぁこれからどんどんカシアを盛り上げていかなきゃいけないのに・・・・

なぜか虚無感・・・・

なぜならカシアを立ち上げて、最終ゴールを新店舗に設定していたからです。

満たされてしまった・・・35年もローンランナーしないといけないのに・・その先がなかった(汗)

そんな感じだから、自分指名のお客様も離れていきました・・・

そうこうしているうちに、2018年にMIYAKOが独立、CHIHOが出産と家業を継ぐために美容師を離れることに・・・・

残ったスタッフがミズキ先生だけになりました。

そして、母親のガンが発覚と・・・・・見つかった時には手遅れ・・・・

自分では気づいていなかったですけど、周りからしたらそう見えたのか

ずいぶん落ち込んでいた様子だったらしいです。

そして母親が2018年7月に64歳で亡くなりました。

こんなに早く親と別れると思っていなかったので、しばらくの間まだ実はどっかで生きてんじゃないの?

というぐらいでした。

余命半年と言われたのですが治療が合ったのか亡くなるまで1年半の猶予がありましたので家族全員、その間に覚悟はできていきました。

スタッフがいなくなりお店も大変・・・・毎日があっという間に過ぎて行って

その時は、がむしゃらに仕事仕事で悲しんだ記憶があまりないんです。

1日8人限定の予約枠でしたが、ミズキ先生もお客様に入客して、ハルナもエステやスパに入るとなると

自分一人で8人のお客様をお迎えからシャンプーしてカットしてお見送りして、その間に洗い物や洗濯物もたまってくるから、雑用もして・・・

デビューしたてのスタイリストみたいな感じで楽しかったですけどね。

今までも人がいなくなっても何とかやってきたし!

そしてカシアには、まだミズキ先生がいる!

全くゼロじゃない!

そこからリスタートしました。

でも、一人休むと店が回らない状態って・・・・・・・

そんな時に、リサコが面接に来てくれました。

リサコのお母さんが、さみっとくらぶのスタッフ募集を見てくれてリサコに奨めてくれたみたいです。

最初、面接に来た時にリサコは話だけ聞きに来たという感じで来たらしいのですが僕がいつから来れる?

といって半ば強引にカシアに引っ張りました。

リサコも入ってきた当初はミズキ先生と一緒で声も小さいし、こちらから話かけないと、ぜんぜんしゃべらない。

仕事は、そつなく(要領よく・手落ちがない)こなすタイプで一つ頼み事したら、2つ3つ先までやってくれる。

でも、少し冷めてる印象でした。

時間が経てばカシアにも、なじむだろうと思いましたが、どこか遠慮(間借りで働いてる感じ)してるところが抜けない・・・・自分を出さない・・・・

以前は県内のトップサロンで勤めていたらしく、そこで体調を崩して人間関係にも疲れて志摩市に戻ってきたらしく・・・・

大阪から逃げるように帰ってきた自分とまた、重なりました。

そんな感じだから、あまり深入りせず(スタッフ同士とも距離を置き)仕事は仕事と割り切っているように最初は

思いました。

そこで、カシアの仲間意識を高めるために、カシアのYouTubeチャンネルの開設と同時にカメラマン・動画編集・出演(自分をさらけ出す練習)などを任せてみました。

カメラマンは遠慮してたら、いいものが撮れないし編集するときに、この場面いるから寄りで撮ったり引きで撮ったりと演者との距離感が近くないといけないので、よく気が付くリサコには打ってつけだなと思い無理やりカメラマンをしてもらいました。

そして出演するときはハルナとミズキ先生にも出演してもらいスタッフ同士の距離感をだんだんと縮めていきました。

リサコは、カットのコンテストにも出場していたこともあり、教えたことの吸収が早く、もうスタイリストデビューさせてもいいのかなというレベルでしたが、カシアではモデルカット100人達成しないと、デビューできません。

そこは先輩スタイリストも通った道なのでリサコだけ特別扱いはできません。

1年弱かけてコツコツ100人のモデルカットをして2020年11月にスタイリストデビューしました。

最近では昨年を大きく上回る売れっ子スタイリストになり、最近やっと自分を出すようになってきました。

そして自分はというと、新しいスタッフが加わることにより、自分のテクニックの見直しや、客観的に自分を見ることができるようになりました。

ちょっと間、満たされてぬるま湯につかっていた状態でしたが、スタッフが入ったことにより新しい風が入り・・・・・緊張感もでてきました。

そして、これからも

いろんな問題や壁が立ちはだかりますがコツコツ乗り越えて、また安堵したぐらいに

問題や壁が立ちはだかるでしょうね

次どんなミッションが来るのか?今はワクワクしていますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

cassiatel
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